こんにちはマサ・マサオです。
Amazonプライムビデオは他のVODに比べると作品数こそ少ないものの、古典的なホラー映画から最新作まで実に様々なホラー映画が揃っています。
今回はそんなAmazonプライムビデオで観れるホラー映画の中で特におススメな6本の映画を紹介していきます。
ホラーは苦手な人やあまり観てこなかった人もこれを機に秋の夜長にホラー映画を楽しんでください。
1.『ミスト』
まずは、2007年に公開された『ミスト』です。
この映画はスティーブン・キングの小説『霧』が原作となっており、『ショーシャンクの空』、『グリーンマイル』と言った名作を世に送り出したフランク・ダラボン監督が映画化した作品です。
ジャンル的にはホラー映画の中では、パニック・ホラー、SF・ホラーに該当する作品です。
パニック・ホラー的な要素だけでなく、極限状態の中で次第に崩壊していく秩序やモラルなど群集心理の恐ろしさなども描かれており、中でも”衝撃的なラスト15分”が映画公開当時には大きな話題となりました。
出典:Amazon.co.jp
作品概要
2007年 アメリカ 125分 R15+
監督:フランク・ダラボン
出演:トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローリー・ホールデン
あらすじ
その夜、激しい風雨と共に雷鳴が轟き、町を嵐が襲った。湖のほとりに住むデヴィッドは、妻のステファニー、5歳の息子ビリーと地下室に避難していた。翌日は晴天。しかし、デヴィッドは湖の向こう岸に発生した霧の壁を見て不安になる。それは不自然にこちらに流れてくるのだ。息子と共に買出し出掛けたデヴィッドは妻に連絡を取ろうとするが、携帯電話も公衆電話も不通になっている。スーパーマーケットの中へと入ると店内は大混雑。すると突如大きな地震に襲われ、外は霧に囲まれて身動きが取れないまま、彼らは店内に閉じ込められてしまう…。 (C) 2007 The Weinstein Company,LLC. All Rights Reserved.
おススメ度
総合的な恐さ:★★★☆☆
ビビり度:★★★☆☆
グロテスク描写:★★★★☆
驚きの結末:★★★★★
邦画ホラーのようなじっとりとした怖さはないですが、グロテスクな描写もそこそこあるため苦手な人は注意が必要です。
スピード感のある展開や何故このような状況になってしまったのか謎解き要素も作中随所にちりばめられており、観ている人を飽きさせません。
”ラスト15分の衝撃的な結末”はネタバレではなく、ぜひご自分の目で最後まで観ることをおススメします。
2.『シャイニング』
次に紹介するのはホラー映画の古典的名作として有名なシャイニング。映画の内容は知らなくてもこのインパクト大のポスター画像を一度は目にしたことがある方も少なからずいるのではないでしょうか。
こちらもスティーブン・キングの小説が原作で、『2001年宇宙の旅』、『時計じかけのオレンジ』で知られる巨匠スタンリー・キューブリックが監督を務めた作品です。
暴力シーンやグロテスク描写などは控えめなものの、どことなく気味の悪いホテルの雰囲気や物語冒頭から耳に残る不気味なBGMなど地味ではりますが陰湿な恐さがあります。
また、演出もキューブリック監督のセンスが光り、ただ恐いだけでなく一種の芸術的な要素も併せ持っています。1989年の作品ですが当時ここまで完璧に作りこまれたホラー映画は珍しく、今も色あせることない不朽の名作となっております。
出典:Amazon.co.jp
作品概要
1989年 アメリカ 119分 R15+
監督:スタンリー・キューブリック
出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバール、ダニー・ロイド
あらすじ
豪雪のため冬の期間は閉鎖されるコロラド州ロッキー山脈にあるオーバールック・ホテル。かつてこのホテルでは管理人だった男が精神に異常をきたし、妻と娘を斧で惨殺し自らも命を絶つという恐怖の事件が起きた呪われた場所だった。そんな中、小説家のジャック(ジャック・ニコルソン)は執筆活動のため静かな集中できる環境を求め、妻のウェンディ(シェリー・デュバール)と息子のダニー(ダニー・ロイド)と共にこのホテルに管理人としてやってくる。隔離されたホテルで次々と起こる奇怪な出来事。超能力”シャイニング”を持つ息子のダニーはその不気味な存在に気づき、ジャックは徐々に精神を蝕まれていく…。
おススメ度
総合的な恐さ:★★★★☆
グロテスク描写:★★☆☆☆
不気味さ:★★★★★
古い作品ですがCG全盛のこの時代、昔のフィルムの不鮮明さが今見ると逆にいい味となり怖さを引きたたさせています。
徐々に狂気にかられ始める主人公ジャックの姿を名優ジャック・ニコルソンがリアルに熱演しているところも見所の一つです。
また、最後まで小技の聴いた仕掛けが盛りだくさんで、鑑賞後の考察にふけるという楽しみ方もあります。
オーバールック・ホテルの謎と主人公ジャックの正体等、2回、3回と本作品を見ることで、違った解釈や新たな発見があるかもしれません。
3.『CABIN(キャビン)』
CABIN(キャビン)直訳すると、小屋、山小屋となります。
こちらはホラー映画の中でも一風変わったストーリーの作品で、その名の通り山小屋が舞台。人里離れた山小屋を遊び半分で訪れた若者グループが殺人鬼に襲われ次々と惨殺されていくという、ホラー映画の定番ストーリーであると思いきや…物語は急展開。
恐いだけの普通のホラーには飽きてしまい「一味違った作品が見たい!」と言う方におススメです。
出典:Amazon.co.jp
作品概要
2013年 アメリカ 95分 R15+
監督:ドリュー・ゴダード
出演:クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン
あらすじ
小さな山小屋の入り口は、世界の破滅につながっていたー 夏休みに山奥へとバカンスに出かけた大学生5人。古ぼけた山小屋の地下で見つけた謎の日記を読んだとき、何者かが目覚め、一人、また一人と殺されていく。しかしその裏には、彼らが「定番のシナリオ通り」死んでいくよう、全てをコントロールしている謎の組織があった。その組織の目的は?若者たちの運命は?その先には、世界を揺るがす秘密が隠されていた。(C)2012 Lions Gate Entertainment Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
おススメ度
ビビり度:★★★☆☆
グロテスク描写:★★★★★
恐怖:★★☆☆☆
ホラー映画の王道とはまた違った楽しみ方がある作品で、意外性を求める方には良い作品かもしれません。
内容的にはB級映画さながらの展開から、暗躍する謎の組織、過去のホラー映画で目にしたことがあるクリーチャーのオマージュなど、まるでホラー映画のお祭りのような一面もあります。
ストーリーの展開もノンストップでサクサク進み、そこまで恐い作品ではないのでホラーが苦手な人にもおススメです。
4.『IT/イット THE END”それ”が見えたら終わり』
前作『IT/イット”それ”が見えたら終わり』の続編です。本来ならば前作をまず初めに観ていただきたいところですが、残念ながら前作は現時点でAamzonプライムビデオの会員見放題対象外の作品となっています。
それでもこの作品をおススメする理由は、ホラー初心者でも観やすく、恐がりだけどホラー映画も観てみたいという方に最適な入門作品となりうるからです。
トラウマになるほどの衝撃的な恐さではないものの、思わずビック!っとするようなシーンやグロテスクな描写もそれなりに詰め込まれており、内容的にはお化け屋敷の中に引き込まれたかのような面白さがあります。
出典:Amazon.co.jp
作品概要
2019年 アメリカ 169分 R15+
監督:アンディ・ムスキエティ
出演:ビル・スカルスガルド、ジェームズ・マカヴォイ、ジェシカ・チャスティン
あらすじ
ルーザーズ・クラブがペニーワイズを撃退してから27年後、ついに“それ ”が帰ってきた。すでに大人となり、それぞれの道を歩んでいたルーザーズの面々だが、メイン州デリーで再び行方不明事件が発生すると、マイクは他のメンバーを故郷に呼び戻す。過去のトラウマを引きずりながらも、一人一人が心の奥底に抱いている恐怖を克服しなければならない。かつてないほど凶暴化した“それ ”、ペニーワイズを完全に葬り去るために。 Rating R15+ IT Chapter Two (C) 2019 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
おススメ度
ビビり度:★★★★★
グロテスク描写:★★★☆☆
恐怖度:★★☆☆☆
冒頭でも紹介した通り映画ポスターやタイトルから想像するよりも意外に恐くないという感想が多い作品です。この映画の登場人物である殺人ピエロのペニーワイズもどことなく滑稽な一面もあったり、ホラー映画の怪物にしては恐さのレベルは低い方だと思います。
ですが内容はしっかりホラー映画、R15+なので、甘く見ていると”トラウマ級”だったと感じる人もいるかもしれませんね。
ホラー映画の中ではライトな作品なので、カップルなど二人でドキドキしながら鑑賞するのがおススメです。
5.『ミッドサマー』
この記事をアップした2021年10月のAmazonプライムビデオ最新作です。前評判も高かった作品ですがとにかく内容がホラー映画としては斬新です。
最強ホラーとして名高い『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスター監督が手掛けた作品で、ホラー映画ファンのみならず幅広い層の映画ファンから評価を得た作品です。
普通ならば暗くて不気味なシーンがほとんどのホラー映画ですが、この作品は太陽と花々に満たされた白夜の国が舞台。幻想的で美しくどこか不気味な祝祭の雰囲気…油断しているとトラウマ級の恐怖があなたを襲います。
没入感もすごいので鑑賞中に気分が悪くなったりしないか要注意です。
出典:Amazon.co.jp
作品概要
2020年 アメリカ 147分 R15+
監督:アリ・アスター
出演:フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィル・ポールター
あらすじ
アメリカで暮らす大学生のダニーと恋人のクリス、その仲間たちは、交換留学生であるペレの故郷スウェーデンで夏至(ミッドサマー)に行われる祝祭に誘(いざな)われる。その村では、90年ごとに9日間の浄化の儀式が行われ、人々は着飾って様々な出し物をするのだという。人里離れたヘルシングランド地方、森の奥深く、美しい花々が咲き乱れる“ホルガ村”を訪れた5人は“白夜”のもと、優しく穏やかな村人たちから歓待を受ける。しかし、閉鎖空間の中、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。(C)2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
おススメ度
ビビり度:★★☆☆☆
グロテスク描写:★★★★☆
恐怖度:★★★★★
夜の来ないスウェーデンの白夜の国の映像が幻想的かつ不気味です。明るいことが逆に恐い。
序盤はここからどう展開してホラーになるのか予想がつかない点もありましたが、ストーリーが進むにつれて祝祭に臨む村人たちの異常性が徐々に見えてきて、後半になるにつれて嫌な予感しかしません。
少しネタバレですが他の映画考察サイトにあったように、残忍なモンスターも恐ろしい幽霊も出てこないけど、”一番恐いのは人間だ”ということがよく理解できる作品でした。
上映時間も長く後半は鬱展開続くので苦手な人は覚悟して見て下さい。
6.『CUBE(キューブ)』
こちらはただ恐いだけではなくミステリー要素の強い作品が好みの方におススメです。
今年2021年には俳優の菅田将暉さん主演で日本版にリメイクされた『CUBE一度入ったら最後』が劇場公開され話題を呼んでいます。
謎の立方体の建物、そこに監禁される素性がわからない6人の男女、張り巡らされる罠、すべてが謎だらけだからこそ最後までドキドキして観ることができます。
出典:Amazon.co.jp
作品概要
1998年 カナダ 90分 R16+
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:ニコール・デ・ボア、ニッキー・グァダーニ、デヴィット・ヒューレット
あらすじ
性格や生い立ちが大きく異なる6人の見ず知らずの他人が、知らぬ間に立方体の死のトラップが張り巡らされた出口のない迷宮に放り込まれる。どう迷宮に来たのか記憶がない彼らは、出口を見つけねばならない。
おススメ度
ビビり度:★★☆☆☆
グロテスク描写:★★★★☆
斬新さ:★★★★★
1998年公開とやや古いですが、とても20年以上前の作品とは思えないほどストーリーや映像が斬新です。
物語の展開が早くテンポもいいので90分あっという間に見終わってしまいます。
映画冒頭にややグロテスクなシーンが続くためジャンルとてはホラーに当たると思うのですが、内容ととして奇妙な立方体の迷路から脱出を図るSFミステリーと言えるでしょう。
現在公開中の日本版『CUBE一度入ったら最後』を劇場で観る前にぜひオリジナル版をプライムビデオで無料で視聴して見ましょう。
まとめ
以上6つの作品を紹介しましたが、いずれもAmazonプライムビデオの観やすい有名どころのホラー映画を選んでみました。
ホラー好きの方からしたら全部観てて当たり前のように言われてしまう作品なのでしょうが、あまりホラー映画になじみのない方にこそ観ていただきたい作品たちです。
プライムビデオでの評価もすべて星3★★★以上の作品なので、ホラー抜きにして楽しめるのではないでしょうか。
まだまだWITHコロナで自粛生活が続きますが、こんな時こそ自宅でゆっくり映画を楽しんで見て下さい。
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