こんにちはマサオです。今回は「FireHD10」および「FireHD10Plus」(第11世代)専用のbluetoothキーボード付きカバーについてレビューしていきたいと思います。
私が実際に使用してみて感じたことなど、良い点や悪い点などもありのままに書いて行きたいと思うのでご購入の参考になれば幸いです。
今回私が使用しているのは「FireHD10Plus」のほうですが、「FireHD10」でも同じように使用できます。

モバイルノートPCに比べると本格的な仕事使いには向きませんが、外出時のインターネット閲覧やOfficeでの軽作業にはとても便利です。ブログも書けますよ。
製品概要
まず製品概要をについて見ていきたいと思います。下記が実際に購入して中身を確認した写真です。


販売元メーカーの『FINTIE』は国外メーカーなので外箱はほとんど英語表記。聞きなれないメーカーのため怪しむ方も多いようですが海外では割とちゃんとしたメーカーのようです。外箱右下の『Made for Amazon』のロゴがAmazon認定取得の証であり、左下チェックボックスの「JP」にチェックが入っていれば日本版正規品なので安心して使用できます。
付属品
- Bluetoothキーボード付きカバー本体
- 充電用USBタイプCコネクタ
- 日本語対応取り扱い説明書
ちなみにコンセントプラグ充電器は入っていないのご注意ください。ですが、もともとFireHD10に同梱されているAmazon純正のプラグを使えば問題ないです。
説明書は全26ページあるのですがその中で日本語対応ページは8ページのみです。内容はタブレット本体とのペアリング手順や製品概要などほとんど最小限の情報しか書かれていません。
スペック
以下が説明書等から確認できた仕様です。
製造元メーカー | Fintie |
カラーバリエーション | ブラックのみ |
本体素材 | ポリウレタンレザー |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
動作範囲 | 最大10メートル |
動作電圧 | 3.0-4.2V |
動作電流 | 1mA |
充電時間 | 最大4時間 |
充電方式 | USB-C |
バッテリー容量 | 500mAh |
連続動作時間 | 400時間 |
本体サイズ | 横25cm × 縦18cm × 厚さ2cm |
本体重量 | 約600g |
本体はバッテリー内臓のため約620gとずっしり重いです。FireHD10本体の重量約465gと合わせるとその重さは約1085g。本体よりキーボードのほうが重いという不思議な仕様です(笑)
大きさは横25cm×縦18cmでB5用紙程度と認識していただければほぼ間違いないです。厚さは2cmで最近のモバイルノートPCよりもやや分厚く感じます。
カラーバリエーションはブラックのみしかなく地味ですが、ザラツキのあるポリウレタンレザーが重厚感を出していて値段の割には安っぽさはないです。
バッテリー内臓のキーボードのため本体とは別にUSB-Cで充電が必要ですが、連続動作時間が400時間もあるので一度充電してしまえば長時間使えます。
取り付け

FireHD10を接続するとこのような感じになります。見た感じほぼノモバイルノートPCと言っても過言ではありません。


画面の角度は左の写真のように無段階調節可能です。キーボード側も完全にフラットではなく少しだけ角度がついているのが良いです。
右の写真のように閉じた状態だと厚さ約2cm。右側面には電源「ON」と「OFF」のスイッチと「USB-C」ポートを搭載。

キーボード側とカバー側に磁石が内蔵されているので、取り付け取り外しの際は簡単スムーズで気持ちいです。
キーボードは取り外したままでも動作するので、タブレットスタンドなどがあればそちらを使用しPCのように使用するのも良いかもしれません。

低価格の割にはしっかりした作りで、重さも相まって安っぽさはないです。
キー配置
キー配列はやや特殊

キー配列はこのような感じになっております。注目すべき点はキーボード左下に説明書きがあるように日本語と英語の切り替えが「shift+スペースキー」として割り当てられていること。
最初は使いづらく違和感を覚えるかもしれませんが、使っていると意外と慣れます。
もう一点大きな特徴として右側の「Enterキー」が小さいのが気になります。せめて右の「shiftキー」よりも大きくしてほしかった…。

続いてキーボード上部のワンタッチボタンについて見ていきます。一般的なキーボードにあるF1~F12キーがないため、代わりにワンタッチボタンを搭載しています。
ワンタッチボタン操作一覧
① ホーム画面に戻る(長押しでAlexa音声認識)
② 検索
③ 前に戻る
④ ファイル管理
⑤ 明るさ調整 明るさ+
⑥ 明るさ調整 明るさ-
⑦ 曲戻し
⑧ 再生/一時停止
⑨ 曲送り
⑩ 音量調整 音量-
⑪ 音量調整 音量+
⑫ ロック画面に戻る
⑬ silkブラウザを起動
この他にも2つのボタンを組み合わせることで使用できる、ショートカットキーが以下のように存在。あまり使用することは少ないかもしれませんが覚えておくと便利です。
ショートカットキー一覧
①「shift+スペースキー」:日本語⇔英語切り替え
②「Fn+Sキー」:2画面切り替え
③「Fn+IME(Ctrlキー)」:英数直接入力
④「Fn+無変換(Altキー)」:カタカナ変換
⑤「かなローマ字」:英数字入力からローマ字入力への切り替え
⑥「Altキー+かなローマ字」:かな入力・ローマ字入力の切り替え
⑦「Fn+変換」:文字変換
マウス使用でさらに便利
お気づきのとおり今回の専用キーボードにはタッチパッドが搭載されていません。そのためドラッグ&ドロップや文字選択など一部の操作をするには、FireHD本体のスクリーン画面に直接タッチして行う必要があります。
特にOfficeなどの使用をメインに考えている方はBluetoothマウスの使用を強くおススメします。 Bluetoothマウス を持っていない方でも本体右側面のUSB-Cポートに変換アダプタを取り付ければ直接USBマウスを取り付けることも可能です。


実際にブラウザやOfficeを使ってみた
silkブラウザ

ワンタッチボタンでsilkブラウザを素早く起動して。キーボードで文字を打ち込んで検索できるのはやはり便利です。
上記はAmazonのサイトですがパソコンで観ているのと全く変わらずに操作できます。
Word

タブレットのみの場合はほとんど使う気になれなかったWordもキーボードを併用すれば一気に実用的になります。
大学のレポート作成や社内案内文書作成などであれば、パソコンがなくてもこれで十分に事足りるレベル。
Excel

テンキーがないのが不便ですがそれはこのサイズのノートPCなら共通することなので妥協が必要です。
セルの範囲選択などドラッグ操作が多いのでマウスの使用が必須と言ってよいです。

Excelはセルの範囲選択などが頻繁なためマウスの使用が必須。キーボードのみだと頻繁なスクリーンタッチが必要なためちょっときついかも。
PowerPoint

問題なく使用可能ですがこちらもドラッグなどの作業が多いため専用キーボードに加えマウスの導入が必須と言えるでしょう。

普通のノートPCのように仕事でバリバリ使うには厳しいですが、外出先でちょっとだけ補助的に使うのであれば重宝する内容だと思います。
まとめ
最後に実際に使用して見て感じたFireHD10専用キーボードの良い点、悪い点の感想をまとめて終わりにしたいと思います。
bluetoothキーボードの良い点
〇FireHDを安価でノートPCのように使用することができる
〇Officeなどのビジネスで役立つアプリの操作性が向上する。
〇キーボードカバーとしても頑丈で優秀
bluetoothキーボードの悪い点
〇本体重量が重い
〇キー配列が特殊で使いにくい
bluetoothキーボードはこんな人におススメ
正直価格も安いのでキーボードカバーをどれにしようか悩んでいる人であれば購入して損はないと思います。
他社製品でもキーボード付きカバーがいくつか販売されていますが、悩んでいるならやはり信頼性が高い「Made for Amazon認定」の専用キーボードの購入がおススメです。
以上のことも踏まえてこのような人におススメです。
・FireHD10の専用カバー購入で悩んでいる方
・文書作成やofficeの使用をメインに考えている方
・安価なノートPCが欲しい方

FireHD10を購入した人であれば全員に購入をおススメしたいようなアイテムです。
使い方の幅が格段に上がります!
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