AmazonのFireタブレットには3歳~12歳を対象とした子供向けタブレットであるキッズモデルが存在します。
他社のタブレットに比べ価格が1万円台と安価なため子供が使う最初のタブレットとしてキッズモデルの購入を検討しているという方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際にキッズモデルとはどういう特徴があるのか商品ページのみでは少しわかりにくいというのが現状です。
この記事では、Fireタブレットキッズモデルの魅力を実際に私が購入したFireHD8キッズモデル(第12世代)を例に紹介するとともに、お得なポイントと機能の使い方について解説していきます。

通常モデルよりもなぜ値段が高いのかについても詳しく解説していきます。

Fireタブレットのキッズモデルとは?

Fireタブレットキッズモデルとは、Amazonが販売する安心して子供に渡せるキッズ向けタブレットです。
現在Amazonで販売されているモデルは『Fire7キッズモデル(16GB)』、『Fire HD 8キッズモデル(32GB)』、『Fire HD 10キッズモデル(32GB)』の3種類です。
それぞれ、画面の大きさが7インチ、8インチ、10インチであることが一番の特徴ですが、内部の性能も多少違っているので後ほど詳しく解説します。
Fireタブレットキッズモデル3つの特典
実を言うとFireタブレットキッズモデルの本体は通常のFireタブレットとまったく同じです。
本体そのものはそれぞれFire7、FireHD8、FireHD10が使われており、これに以下の内容がセットで付属されるのがキッズモデルの特徴となっています。
- キッズコンテンツ使い放題のサブスク『AmazonKids+』が1年間無料で使える。
- 子供が使っても壊れにくい『専用保護カバー』が付いてくる。
- 破損・故障しても無償で交換できる『2年間本体保証プラン』が付いてくる。

本体は通常のFireタブレットなので万が一子供が使わなくなってもカバーを外せば普通のFireタブレットとして大人でも使用することができます。
『専用保護カバー』が付いてくる
見た目でわかる特徴の一つとして子供が雑に扱っても壊れにくい専用保護カバーが付いてきます。
写真はFireHD8キッズモデルのカバーですが、やわらかなシリコン樹脂のようなものでできており厚さも2.7cmとかなり頑丈です。


子供がバックのように持ち運べる取っ手が付いていたり、写真のようにすればスタンドとして使うこともできます。


とても丈夫なキッズタブレッドですが液晶画面はまったく保護されていないので破損に注意が必要です。心配な方は保護フィルムを購入するのが良いでしょう。
保護フィルムはブルーライトカットの製品が子供の目にもやさしくおススメです。
『AmazonKids+』が1年間無料で使える

Amazon Kids+(アマゾンキッズプラス)とは、Amazonが提供する子供向けサブスクリプション(定期購読)サービスです。
コンテンツの対象年齢は主に3歳~12歳で、児童書籍、知育アプリ、知育ゲーム、キッズ向けビデオなど実に様々ジャンルのものが揃っています。特に英語学習系のコンテンツはかなり豊富です。
2019年時点で、総タイトル数12070本、アプリ470本、ビデオ9560本、本2040冊となっており、すべて使い放題です。
料金は月額980円でプライム会員の方は月額480円で利用できます。

絵本、学習マンガ、児童書、子供向けアプリ・ゲーム、英語教材など様々なコンテンツが使い放題。コンテンツ内容は定期的に追加されます。
キッズモデルの1年間使い放題特典が終了してからは、自動的に月額980円(プライム会員は480円)の定額サービスに移行されます。サービス契約更新を考えていない方は忘れずに解約を行いましょう。
AmazonKids+の詳しいコンテンツ内容などはコチラの記事を参考にしてください。
『2年間本体保障プラン』が付いてくる

キッズモデルには本体が壊れても期間内であれば無償で取り換えてくれる、2年間の限定保証がついています。しかもこの保証は自然故障だけでなく突発的な故障にも対応しています、期間内であれば何度でも交換可能です。
お子様がうっかりテーブルから落としてしまったり、間違って飲み物をこぼしてしまうなどのアクシデントによる故障でも保証の対象となるので安心して使うことができます。
Fireタブレットキッズモデルの種類と価格
通常モデルと同様にFire7、FireHD8、FireHD10の3機種でそれぞれキッズモデルが展開されています。それぞれ実際に価格を比べてみると図のようになります。
Fire7 | FireHD8 | FireHD10 | |
---|---|---|---|
通常モデル | 8,980円 | 13,980円 | 19,980円 |
キッズモデル | 13,980円 | 17,980円 | 23,980円 |
差額 | 6,000円 | 4,000円 | 4,000円 |
こう見るとキッズモデルの方が割高に見えます…。
しかし、これに専用カバー代(2,880円~3,980円)、AmazonKids+12ヶ月分(11,760円(プライム会員は5,760円))、2年間本体保証プラン(1,780円~2,980円)を付属させると以下のようになります。
Fire7 | FireHD8 | FireHD10 | |
---|---|---|---|
通常モデル本体 | 8,980円 | 13,980円 | 19,980円 |
キッズカバー | 2,880円 | 3,780円 | 3,980円 |
AmazonKids+(12ヶ月) | 月額980円×12ヶ月分=11,760円(プライム会員は5,760円) | 月額980円×12ヶ月分=11,760円(プライム会員は5,760円) | 月額980円×12ヶ月分=11,760円(プライム会員は5,760円) |
2年間本体保証プラン | 1,980円 | 2,380円 | 3,480円 |
合計額 | 25,600円 | 31,900円 | 39,200円 |
合計額(プライム会員) | 19,600円 | 25,900円 | 33,200円 |
キッズモデル価格 | 13,980円 | 17,980円 | 23,980円 |
こう見るとキッズモデルの方が圧倒的にコスパが良く割安です!!
Fireタブレットキッズモデル8開封レビュー
それでは実際に開封して中身を確認していきたいと思います。今回紹介するのはFireHD8キッズモデル(第12世代)で2022年10月に発売された最新モデルです。

上記の写真が外箱になります。私が持っているカバーのカラーは「ブルー」ですが、他にも「レッド」、「パープル」の三色から選べます。

箱の中身はとてもシンプルでFireHD8キッズモデル本体とUSBタイプC充電器、クイックスタートマニュアルが付属されています。

クイックスタートマニュアルは全10ページと内容は薄いですが、子供向けに解りやすく書かれています。

Fireタブレットキッズモデルの機能
次にFireタブレットキッズモデルの機能について解説したいと思います。キッズモデルの機能と言うよりはそれに付帯するAmazonKids+の独自機能と言った方が的確かと思います。内容は以下の通りです。
- プロフィール切り替えでタブレットを家族で使い分け
- 子供の年齢を設定することで対象年齢に合ったコンテンツを自動表示
- 1日の使用時間を設定し子供の使い過ぎを防止
- 「ペアレントダッシュボード」で保護者が利用状況の確認を一括管理できる
プロフィール切り替えでタブレットを家族で使い分け
Fireタブレットキッズモデルでは親や子供4名までのプロフィール設定が可能です。これにより1つのタブレットを親や兄弟で使い分けることができます。
プロフィールの切り替えはポップアップメニューで簡単に切り替えることができます。

- タブレットの上部を上から下にスワイプし「ポップアップメニュー」を表示
- 「プロフィール切り替え」をタップ
- 切り替え先の「プロフィールアイコン」をタップ
他にもポップアップメニューでは、「WiFiの設定」、「BlueShade(ブルーライトカットのON/OFF)」、「低電力モード」など様々な設定ができます。
子供の年齢を設定することで対象年齢に合ったコンテンツを自動表示
AmazonKids+では3歳~12歳向けに数千点ものコンテンツが用意されていますが、年齢制限を行うことで子供の年齢に合ったコンテンツだけを表示することができます。

- タブレットの上部を上から下にスワイプし「ポップアップメニュー」を表示
- 右下の「歯車マーク」をタップ
- 「年齢制限」の項目をタップして選択
1日の使用時間を設定し子供の使い過ぎを防止
子供用プロフィール設定にて、子供がタブレットを使いすぎないように時間帯の指定や1日の使用時間を制限することができます。制限時間に到達すると「今日はこれでおしまい!」とメッセージ画面が表示され強制的に使用ができなくなります。

さらに細かい設定として、知育系アプリや本・ビデオの学習目標時間を設定する「学習タイム」やジャンル別の使用制限を行う「アクティビティ別のタイムリミット」など、多様な設定を行うことができます。
「ペアレントダッシュボード」で保護者が利用状況の確認を一括管理できる

保護者がお子様のタブレットの利用状況を管理するツールとして「ペアレントダッシュボード」というものがあります。Fireタブレットキッズモデルの設定メニューとできることは似通っていますが、タブレットを直接操作しなくても、パソコンやスマートフォンなどからお子様のプロフィール毎に設定を一括管理できるのが特徴です。
例えば、手元にタブレットがない遠隔地などからでもスマホ一つでお子様が一日タブレットをどのように使っているかを逐一チェックすることができ、使い過ぎていた場合は端末を一時停止することが可能です。
ペアレントダッシュボードの専用ページはこちらのリンクから飛ぶことができます。
ペアレントダッシュボードについて設定方法などより詳しく知りたい方は下記の記事を参照してください。
Fireタブレットキッズモデルはどれがおススメ?
現在Fireタブレットキッズモデルは『Fire 7(16GB)』、『Fire HD 8(32GB)』、『Fire HD 10(32GB)』の3機種が発売されています。どれも使い方によってメリットもデメリットがあるので、子供の年齢や使い方に合わせて選ぶのが良いでしょう。
以下にそれぞれのおススメポイントを紹介していきます。
最軽量で値段の安い Fire7キッズモデル
未就学児など小さいお子様へは軽くて持ち運びやすい『Fire7キッズモデル』がおススメです。
429gと軽量なため小さなお子様が膝の上にのせて使用しても負担になりません。価格も他の機種より安価なため購入しやすいです。
スペック的には画質がハイビジョン(HD)でなかったり、スピーカーがモノラルであったりと少し物足りない仕様にはなっていますが、子供が使用するものなのでその点を気にしなければ十分に事足りるでしょう。
価格 | 13,980円 |
ディスプレイ | 7インチ(解像度 1024×600) |
カラー | ブルー、パープル |
サイズ | 201×162×28mm 重さ429g |
RAM | 2GB |
保存容量 | 16GB |
バッテリー | 最大10時間 |
スピーカー | モノラルスピーカー |
バランス重視のエントリーモデル FireHD8キッズモデル
2022年冬に発売されたNEWモデルで、Fireタブレットシリーズの中ではミドルグレードとなりバランスがとれた仕様となっています。
保存容量も32GBにアップしているためアカウントを分けて家族で使っても、ダウンロードコンテンツで容量がいっぱいになることも少ないです。
画質もハイビジョン(HD)なのでPrimeVideoなど動画コンテンツをメインに観る方にもおススメです。
どの機種にしようか購入に迷うならばFireHD8にしておけば間違いないです。
価格 | 17,980円 |
ディスプレイ | 8インチ(解像度 1280×800) |
カラー | ブルー、パープル、レッド |
サイズ | 222×180×27mm 重さ518g |
RAM | 2GB |
保存容量 | 32G |
バッテリー | 最大13時間 |
スピーカー | Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー |
高性能と大型ディスプレイ FireHD10キッズモデル
Fireタブレットの中ではもっとも高性能なハイエンドモデルとなります。
Fire7、FireHD8はRAMが2GBであるため、どことなく動作がもたつく場面がありますが、FireHD10に関してはRAMが3GBなのでサクサク動作します。
10インチという大きさに関しては小さい子供が持ち運ぶには少々難がありますが、お家の中で使う分には大画面で快適にコンテンツが楽しめておススメです。
価格は約20,000円とそこそこいい値段ですが、他社の10インチタブレットに比べればかなりお得な価格設定です。
価格 | 23,980円 |
ディスプレイ | 10インチ(解像度 1920×1200) |
カラー | スカイブルー、アクアマリン、ラベンダー |
サイズ | 269×209×27mm 重さ716g |
RAM | 3GB |
保存容量 | 32G |
バッテリー | 最大12時間 |
スピーカー | Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー |
タブレットと合わせて購入したいもの
特典が盛りだくさんなFireタブレットキッズモデルですが、これらのアクセサリを合わせて購入するとさらに便利に使うことができます。
液晶保護フィルム
丈夫な専用カバーが付いてくるキッズモデルですが、液晶画面に関しては何も保護されていません。子供が誤って床に落として液晶にヒビが入るってこともあるかもしれません。
キッズモデルは2年間の交換保証がついてはいますが、修理・交換の手間なども考えればもしもに備えて購入しておくことをおススメします。
保護フィルムに関しては、ガラスフィルムではなく、子供の目にやさしいアンチグレアやブルーライトカットのものを選ぶのが良いでしょう。
microSDカード
Fireタブレットキッズモデルの保存容量は、Fire7が16GB、FireHD8・FireHD10が32GBとなっています。
この保存容量は普通に使用している分には特に問題はないのですが、家族ごとにプロフィールを設定しタブレットを複数人で使用したり、動画をたくさんダウンロードする方にとっては少し心もとない容量です。
それを解決するのがmicroSDカードです。本体側面に最大1TBまで使えるのmicroSDカードスロットが標準装備されています。ここにmicroSDカードをセットするだけで簡単に本体の容量を増やすことができます。
microSDカード購入の目安としてはPrimeVideoの動画ダウンロード(高画質)が2時間の映画1本で約2GB程度となっていますので、使用頻度に合わせた容量のカードを購入してください。

タッチペン
AmazonKids+の中にはお絵描きや文字の練習を行う知育コンテンツも多数用意されています。
普段通り指で描くのでも何の問題もないのですが、どうせ使うならタッチペンを利用したい!ペンがまだ上手に使えないお子様でも指先の発育につながります。
まとめ
Fireタブレットキッズモデルは、通常のFireタブレットに以下の特典がついているため大変お得な商品であると言えます。
- キッズコンテンツ使い放題のサブスク『AmazonKids+』が1年間無料で使える。
- 子供が使っても壊れにくい『専用保護カバー』が付いてくる。
- 破損・故障しても無償で交換できる『2年間本体保証プラン』が付いてくる。
本体価格も安くコスパ十分のFireタブレットキッズモデルですが、それでも購入に迷う方はAmazonKids+の1ヶ月無料体験がおススメです。
こちらはFireタブレットキッズモデルを購入しなくても、通常のFireタブレット、スマートフォンなどにAmazonKids+アプリをインストールしサービス登録するだけで、キッズモデルと同じ内容を1ヶ月間無料で体験することができます。
下記のバナーから申し込みできるので購入に迷っている方や興味のある方は、まずはお試しで利用して見ましょう。

AmazonKids+の詳しいコンテンツ内容などはコチラの記事を参考にしてください。

使ってみてあまり気に入らなかった場合は、1ヶ月以内に解約手続きを行えば追加料金はかかりません。
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